垣谷美雨「結婚相手は抽選で」
タイトルが気になって思わず読んでしまった。
政府によって独身男女が強制的に見合いさせられる話なんだけど。
ってか主人公の女性二人が母娘問題を抱えていることが他人事ではなかった！
一人は結婚を機に母親と離れたいと痛切に願っている。
もう一人は母親と共依存関係に陥ってることに全く気づいていない。
母親からの自立が裏テーマとして描かれていた。
後述の主人公は最後に一人暮らしを決意する。
わたしも彼女とおんなじ状況だったけど、今は家を出ている。
これで彼氏ができていれば説得力が増すものの、まだそんな状態には至れていない。
本書で主人公は「親からの援助を受けちゃだめ」
と指南されているのだが、わたしはパートなのをいいことに援助を受けまくっているからだ。
わたしが今しているのは半自立。
精神的な自立なくして恋愛成就はありえない。
本書をお手本に真の自立を目指そうと思う。
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